その創造力がアルソアの強みになる”開発型自社工場”

アルソア佐久ファクトリィが目指しているのは、一人ひとりが創造者であるという意識を持ち
自由な発想でアイデアを考えて実現させる“開発型の工場”です。製品づくりの最終工程は工場であり
そこで働く人たちが責任意識にもとづいて、自主性を持つことは、品質の向上に直結すると考えています。
提案されるアイデアは、すぐに実現できる小さな工夫から、
調整に何年もかかることまで様々ですが、その積み重ねが安全性の向上や効率化、
新たな製品開発につながり、工場に活気をもたらしています。

研究開発と工場が一体になって実現した革新的な製品リニューアル

2019年にスキンケア製品のリニューアルを行いましたが、そのときに最も苦心したのが
北海道で取水している「植物性温泉水(モール水)」です。
防腐剤を使わずに水質を安定化させるために、ろ過装置を新たに開発するプロジェクトを発足しました。
天然の水は季節変動があります。取水地まででかけ、様々なテストを年間を通して繰り返す必要があります。
その結果を踏まえ、合計6種類のろ過用のフィルターを使って自分たちの手でろ過装置を設計・製造することで、天然の水を防腐剤なしで製品に使用することに成功しました。
このフィルターの開発は、R&Dセンターと共同で行いましたが、
当社の強みはこのように工場と研究所が一体になるチームワークにあります。
今後も、アイデアと技術力を蓄えた開発型の工場として様々なテーマに挑戦し、
よりよい性質、よりよい製品を実現していきます。

開発型工場の真価を発揮した効率化イノベーション

開発型の工場を目指す中で取り組んだのが「ジオリナ 白鶴霊芝EX」の拡大培養の工程を
短縮するという新たな試みです。毎日の業務と並行して製造工程を変更するのは
大変難しいプロジェクトでしたが、これを実現に導いたのは、効率化を専門とする
生産技術担当者と製造担当との連携でした。
発酵の確認をする品質保証部門や、生産管理部門など工場全体での調整を行うなか、
約2年をかけて生産能力を3割増にする製造工程を構築。近年、需要が高まっている同製品を、
お待たせせずにお客さまにお届けする体制をつくり出しました。